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授業コード
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1018013
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授業名
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心理学演習Ⅳ/人間科学演習Ⅳ
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担当教員
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長谷川 明弘
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開講期間
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後期
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曜日時限
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月曜4限
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単位数
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2
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配当年次
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4
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テーマ・内容
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本科目では、心理学の中でも特に臨床心理学を学ぶ上で必要とされる知識と技能を習得する(テーマ「臨床心理学の扉を開く」)。臨床心理学は実践的な学問領域であるが、学部段階では臨床現場で実践を経験できるほどの技能や知識が習得できていることは稀である。むしろ現場で活躍するために必要とされる知識を獲得し、臨床心理学に限定せず広く心理学における研究法の理解と研究遂行に必要な技能の獲得が望まれる。その一環として統計学の知識と手法の獲得を目指す。なお時々講義の中で視聴覚教材を使用したり、体験的な学習の機会を持ったりする事で受講者には臨床心理学について知的な理解だけでなく体験的な理解を促す。今後の専門性を広げてかつ高めるために各種情報とのつきあい方(文献や専門情報の検索、講読・輪読、文献紹介や成果発表-プレゼンテーション-、言い換えるならばinputからoutputまで)の獲得をめざし、同時に、臨床心理学の立場から、日常生活の中での現象に疑問を持ち、疑問解消のための方法を提案し、研究遂行の見通しが立てられるために、幅広い知識と感性を養うことを目的とする。これは実社会でも役立つであろう。
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到達目標
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1)臨床心理学について様々な理論を知り、基本とされる知識を習得し、説明できる。
2)受講者が臨床心理学における研究手法を知り、文章で説明できる。
3)本科目を通じて、研究論文の熟読を通じて、受講生自身の興味が絞り込まれ研究テーマや研究計画を、文章等で適切に表現することができる。※3)は本科目Ⅳでの到達目標
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学習内容
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講義と演習を通して
① 教員が指定した文献もしくは受講者が自ら選んだ文献について、担当者は内容をまとめて配布資料を用意し発表する。
② 発表内容について全員で討議する。
③ 発表担当者は発表内容についてレポートにまとめて提出する。
④ 発表者以外も毎回の内容に関して課題の提出を求める。
本科目を通して、特に臨床心理学の立場から、人間=自分自身や取りまく「世界」を理解しようと努め、将来に専門性を開花させるための土台を固める機会として欲しい(副題:研究面における科学性の追求と実践面における有効性の向上を目指すための基礎固め)。また専門職を望まなくとも、本科目を通じて実社会で役立つ知識と技能の獲得ができるであろう。
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授業時間外の学習(予習復習)
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各授業毎に記載するので下記の「授業計画」を参照のこと。
授業内で指示される事前の課題や宿題は必ず準備してくること。
大レポートを第13回で提出してもらうので、準備をして期限に間に合わせること。
成果発表やレポートの準備のために授業時間外に念入りな作業を行う必要がある。
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成績評価の方法・基準
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授業への参加の積極度、発表、提出物、授業内での発言などが対象範囲となる。
具体的には①各回の課題、②討議、③プレゼンテーション、④学期末レポート、などにより評価する。
評価の方法:①学習態度30%、②成果発表20%、③レポート50%
評価の基準:①全体的な基準の目安としては、到達目標をどれだけ達成したか
②学習態度は、授業毎に課す課題について記述内容が講義内容に則しているか。
③成果発表は、プレゼンテーションや討議を通じて、受講者自身の意見・考えを伝達するだけでなく他の受講者の意見や考えに対して広く開かれた姿勢で向き合う態度でいられたか。またプレゼンテーション内容並びにその構成について、発表者の伝えたい事柄が適切に表現されているか。
④レポートは、アカデミック・ライティングの形式に従っているか。
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履修者への要望
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授業内で指示される事前の課題や宿題は必ず準備してくること。
受講者が人間科学に関する文献を読んで紹介し、クラス内で討論するという授業形態を取る予定です。
指定テキスト案を講義中に紹介します。指定テキスト案に限定しないで、事前に図書館や書店などで読みたい文献を探しておくことを勧めます。
遅刻や無断欠席は厳禁です。全回数の出席を前提としているので欠席多数の場合(目安は5回程度)は単位の認定を保証しません。やむを得ず欠席する場合には、事前に必ず担当教員に連絡してください。欠席した場合には、後日必ず担当教員とコンタクトを取り、配布資料の受取や次回課題など確認してください。
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履修条件(人数制限・抽選等)
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心理学の知識を有すること。人間に関する興味を有すること。
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教科書
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本学図書館蔵書検索OPACリンク https://libweb.toyoeiwa.ac.jp/drupal/
受講生と協議の上で決定する。
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参考書
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本学図書館蔵書検索OPACリンク https://libweb.toyoeiwa.ac.jp/drupal/
白井利明 高橋一郎 2013 よくわかる卒論の書き方[第2版] ミネルヴァ書房
山田剛史・林創 2011 大学生のためのリサーチリテラシー入門 ミネルヴァ書房
白井利明・高橋一郎 2013 よくわかる卒論の書き方[第2版] ミネルヴァ書房
田中共子 編 2009 よくわかる学びの技法 第2版 ミネルヴァ書房
山田剛史ほか 2008 Rによるやさしい統計学 オーム社
緒賀郷志 2010 Rによる心理・調査データ解析 東京図書
山田剛史 編著 2015 Rによる心理学研究法入門 北大路書房
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参考URL
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臨床心理学の扉を開く
上記は、担当教員が開設している
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授業計画第1回
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授業内容
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オリエンテーション(心理学演習について)
本科目の運営の仕方について
夏季休暇中の出来事について
分担の割り当て
※大レポートは第13回の講義中に提出してもらう(第13回の授業内容ならびに備考欄参照)。事前に準備をして作成しておくこと。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】分担することになる文献を検索する
【予習】本科目を受講する目的をまとめておく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第2回
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授業内容
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演習
科目担当教員が専門とする学問領域に関する演習を行う。研究法の実習やワークショップ形式での演習を予定している。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】なし
【予習】事前に指示した文献を読んでおく。
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第3回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(1)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第4回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(2)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第5回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(3)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第6回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(4)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第7回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(5)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第8回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(6)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第9回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(7)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第10回
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授業内容
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文献紹介(講読・輪読)と討論(8)
発表担当の受講者が文献を紹介する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第11回
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授業内容
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卒業研究の発表と討論(ⅰ)
発表担当の受講者が卒業研究を発表する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて卒業研究発表の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第12回
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授業内容
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卒業研究の発表と討論(ⅱ)
発表担当の受講者が卒業研究を発表する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて卒業研究発表の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第13回
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授業内容
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卒業研究の発表と討論(ⅲ)
発表担当の受講者が卒業研究を発表する。
他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】受講者は決められた発表日に備えて卒業研究発表の準備をする
【予習】発表予定の文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第14回
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授業内容
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総合ディスカッション
演習ならびに文献紹介の中で紹介された内容についてクラス全体で討議する。
受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】総合ディスカッションについてA4用紙1枚程度にまとめておく。提出場所と期限は講義中に指示する。
【予習】本科目内で紹介された文献について読んでおく
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画第15回
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授業内容
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まとめ
心理学演習を振り返る
未来を明るくするためのヒント
【運営の仕方】講義と演習
【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
【課題】なし
【予習】人間科学演習を通して学習したことを振り返っておく。
【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
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授業計画
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備考
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■大レポート課題提示
大テーマタイトル:卒業研究
各自が小テーマ(タイトル)を設定して記載すること。
フォーマット 用紙:A4、余白:上下左右各20mm、フォントサイズ:10.5ポイント、文字数行数:40字×35行。文末に文字数を()をつけて記すこと
表紙には、タイトル、氏名、学籍番号、担当教員名、提出日を明記すること
本文の分量は12,000文字から16,000文字程度とする。
必ず「小見出し(例えば、興味・関心を持ったこと、理由)」をつけること。
必ず引用文献・参考文献の書誌情報を複数明記すること。専門書や論文を用いることが望ましい。
なお印刷して出版された文献を優先して用いることを勧める。Webは、推奨しない。
必ずアカデミックライティングに則った記述をすること。
提出場所と期限は講義中に指示する
課題提出に関しては、最大3日までの猶予日を受講者に与えます。提出期限前に教員へ申し出た上で、猶予日はいずれかの課題の締め切りに1日ずつ期限延長のために使用しても良いし、1度に3日まで期限延長に使用しても良い。受講者の裁量で使用できる猶予延長の権利とします。
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