学びたいアプローチ:第5回会員動向調査(web調査)(2021)


松浦真澄・長谷川明弘・津川秀夫・黒澤幸子

学びたいアプローチ:第5回会員動向調査(web調査)(2021),ブリーフサイコセラピー研究,31巻1号, p19-25

2022年10月31日

 

▶概要:本学会における会員の動向調査は,公認心理師法の成立に合わせて特例的に実施された第4回(2016年)を除き,第1回目の2003年以降, 第2回(2008年),第3回(2013年)と年5年ごとに行われてきた(児島・市橋,2007;市橋,2009;長谷川・北村,2013;菊池・北村,2016)。第5回目となる今回の調査は,「学びたいアプローチ」を問う項目などを新たに設け,前回から5年後となる2021年に実施した。

 

今回の調査は,当学会では初めてインターネットによる調査を主な手法として採用し,10-11月に実施された。

調査結果では,前回と同じく男女比がほぼ同程度ながら,性自認を「その他」と選択するニーズが存在すること,年齢層は上がり,教育系領域で実践する割合が増加し,参考・利用するアプローチに大きな変動はないながらも更に多様な実践がおこなわれていること,そしてオープンダイアローグの学びに対する高いニーズが示された。いくつかの結果をつないでいくと, 40歳代で実践経験年数が10~19年,臨床心理士や公認心理師の資格を持ち,教育領域で勤務する心理職であり,解決志向アプローチを参考•利用しながら,オープンダイアローグを学びたいと考えている,となった。

 

▶備考:下記からダウンロードできる。

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学びたいアプローチ:第5回会員動向調査(web調査)(2021)
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