経穴電気刺激法を用いたリハビリ手法


郭怡,内山尚志,長谷川明弘,史学敏,福本一郎 2000

経穴電気刺激法を用いた新しい老人性痴呆リハビリ手法の研究,

長岡技術科学大学研究報告,Vol.22,pp.19-26.

 

▶概要:本研究では、脳に最も近い眉間(晴明というツポ)に電極を取り付け、微弱な電気刺激を大脳に加えるとによって、脳の血液やリンパ循環を促進し、さらに神経伝達機構を活性化させることを通して、痴呆症状の改善さらには痴呆のリハビリに役立てることを目指した。その結果、Burst電流を用い、一回につき30分、週三回、一カ月間の短期電気刺激により、脳の高次精神機能及び短期記憶能力の上昇が認められた。今後は、刺激期間や刺激間期間を最適設計することによって、電気刺激長期効果を検証し、最適な刺激期間や刺激頻度を決定する必要があろう。

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