パワハラ・トラウマに対する臨床動作法の適用(4章)


4章:長谷川明弘 パワハラ・トラウマに対する臨床動作法の適用,pp.113-142.

岡本浩一・長谷川明弘 (編)

パワハラ・トラウマに対する短期心理療法(ブリーフサイコセラピー)-ブリーフセラピー・臨床動作法・NLPの理論と実際 

2019 ,神奈川・春風社.

2019年3月28日発行(全300頁)

 

▶編著者(掲載順):岡本浩一、長谷川明弘

▶著者(執筆順):飯森洋史、小林能成、長谷川明弘、岡本浩一、大谷彰

 

 

臨床動作法についての概説では、冒頭でトラウマに関する解説をした後にトラウマに動作法による支援がどのような利点を持ち配慮していくのが良いのかを説明した。

続いて臨床動作法の用語である「自体軸」を取り上げた後に、臨床動作法が催眠から考案され脳性マヒや自閉性障害といった障害を持った子どもを対象や教育分野に展開した後に心理療法やスポーツなど多くの分野に適用対象が拡大したことを説明し、定義とその目的を解説した。

支援を進める上での視点ならびに課題-努力法や体験治療論、動作法で用いる「体験」の意味を説明した後に実践の中で用いる動作課題と記録の取り方について述べた。動作法を実践する上での手順についてチャートで示した。