長谷川明弘
催眠法〔第3 章介入技法2 各種技法C.その他の心理療法2)〕,
下山晴彦(編集主幹) 伊藤絵美・黒田美保・鈴木伸一・松田修(編集) 2019
公認心理師技法ガイド-臨床の場で役立つエビデンス・ベイスト・プラクティス- , pp. 435-443
東京・文光堂.2019 年3 月22 日発行(全877 頁)
▶催眠は、歴史的に紀元前にまで遡って存在が確認されている。20世紀以降は科学的な研究対象となり、また精神分析や系統的脱▶感作法、自律訓練法、ブリーフセラピー、臨床動作法など様々な心理療法が催眠から枝分かれしてきた。
▶催眠で用いられる変性意識や暗示について解説し、催眠の状態論と非状態論の説明を行った。
▶催眠は単体で催眠療法としての活用だけでなく、様々な心理療法と併用して用いることで効果的な心理療法の実践を可能にする。
▶催眠法は、心理師が心理療法として用いたり、実験研究で用いたりと研究と実践の両面から幅広く活用ができる。
▶2000年以降、催眠に関して脳画像など神経科学の分野での研究が進展している。
▶催眠法は、心理的・生理的な反応が引き起こされた状態である催眠状態を活用して、医学、教育、産業など幅広い分野・領域で活用できる。また催眠法は、生理的な反応が引き起こされる数少ない心理学的方法である。