社員の自殺を巡る企業に対する臨床心理士の事後対応の報告(1)


塩谷亨,山上史野,長谷川明弘,増田梨花,大矢寿美子,花崎有紀子 (2010)

社員の自殺を巡る企業に対する臨床心理士の事後対応の報告(1):支援活動の概要

第13回日本コミュニティ心理学会大会プログラム・発表論文集, pp.44-45, 埼玉・立教大学.:7月18日

 

  • 概要:企業を対象にした自殺が起こった際に、臨床心理士等が関与する学校コミュニティに対する心理学的な事後対応の報告の緊急支援活動についての具体的な報告はほとんどない。 われわれは社員の自殺を巡る某企業の心理的な事後対応を経験する機会を得たので、それを報告し若干の考察を加えたい。
    • 報告は(1)および(2)に分け、(1)では携わった活動の概要を紹介し、(2)では使用した心理学的測度の結果を示し、関係者に与えた影響を検討する。
    • (1)では経過の概要をまとめ、以下のことを考察した。緊急事態には、存在する資源を活用し、その状況で最善の方策を柔軟に適用していく他ない。
    • 今後、報告(2)で示したような対象者の心理学的測度の結果を開示し、集積していくことにより、状況と援助活動の関係により明確な考察が行われると考える。
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社員の自殺を巡る企業に対する臨床心理士の事後対応の報告(1)-抄録
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