曲淵由美子・長谷川明弘 2022
HIP催眠感受性尺度 日本語版作成のこころみ
日本催眠医学心理学会第67回大会,立命館大学オンライン大会,2月19日10:30~11:00枠 口頭発表2
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概要:催眠は、さまざまな角度から研究と実践が進められてきた。研究や実践を推進する中で催眠感受性の測定手段を確立させることは一般の心理検査と同様に価値があると考える。広く使用されているヒルガードたちが開発したスタンフォード催眠感受性尺度は、所要時間が1時間と長く、研究協力者やクライエント、催眠実践者にとって不利益となる。短時間で測定できる催眠感受性尺度の有用性から本研究では、短時間で催眠感受性を測定できるThe
Hypnotic Induction Profile (HIP)に注目した。HIPは、H・スピーゲル(H. Spiegel)とD・スピーゲル(D. Spiegel)によって開発された。本研究では、HIPの日本語版尺度の作成を試みた。さらに、催眠感受性とパーソナリティ傾向との関連に着目し、HIP尺度の結果から検討した。
- キーワード:催眠感受性尺度、パーソナリティ傾向、尺度特性
▶備考:本研究の中で用いたHIP尺度手順書は、臨床心理士や公認心理師、医師といった対人支援専門職ならびに心理学関連の研究者に限定して提供します。下記のお問い合わせから請求して下さい。
- HIP-the Hypnotic Induction Profile手順書(曲淵・長谷川)
- Hypnotic Induction Profile Score Sheet(HIP得点記載票)