長谷川明弘・飯森洋史 (2022)
排尿困難感へ催眠法を適用しリラックス感を先に実感した一事例-臨床動作法を併用して-
日本催眠医学心理学会第68回大会,プログラム・抄録集,pp.17-18:12月10日
東京文京区・東洋学園大学(主催校 日本社会事業大学)
概要:本発表では、尿意を感じても排尿できないことに苦痛を感じている男性に、リラックス感と身体感覚を繋げる方略によって4回の面接で奏功を得た経過を検討した。当初は動作法で身体に注目できず、リラックス感を味わえなかった。催眠を導入し、落ち着く場面を想起してリラックス感を実感する体験をした。その後の面接にてリラックス感と動作法での身体感覚とを繋げる支援を行って結果的に排尿ができるようになっていった。